HOME > ニュースページ > 社会 > 詳細

中共 幹部の外国製スマートフォン使用を禁止

2014年09月26日

 

 

【新唐人2014年9月26日】中国の魏建国(ぎ けんこく)元商務部副部長がメデイァに対し、上海市は全ての幹部に国産ブランド・華為(ファーウェイ)製のスマートフォンに切り替え、外国製のスマートフォンは使用しないよう要求したと伝え、物議を醸しています。

 

先日、習近平国家主席はスリランカやインド等を訪問しましたが、「国家礼品」として中国ZTE製のスマートフォン「Grand SⅡ」を贈呈しました。これまでとは異なるギフトに、様々な憶測が飛び交っています。

 

一方、海外メディアは、魏建国・元商務部副部長の話として、国家の安全及びネットセキュリティのために、上海市はすべての幹部に国産ブランド・華為(ファーウェイ)のスマートフォンに切り替え、アップルのiPhoneやサムスン電子のスマートフォンの使用禁止を要求したと報じました。

 

MOBAGEL・CEO鐘哲民氏

「政府官僚を監視するためでしょう。もしiPhoneやiPadなどを使うと、使用者の位置情報や使用状況など管理が難しいからです」

 

中国の政府官僚が中国製携帯しか使用できないのは公然の秘密です。2013年、習主席がアメリカを訪問した際、彭麗媛夫人はiPhoneを使っていましたが、今年はZTE製のスマートフォンに変わっています。

 

北京当局は今年2月から、独占禁止法違反の調査を開始し、マイクロソフトやクアルコム、およびアウディ、フォルクスワーゲンなどの外資企業に対し、16億ドルの罰金を課しました。

 

台湾大学経済系 林向愷教授

「西側業者の中国市場進入を阻止するのは、現段階の国家利益に符合しているので、発展させるでしょう。自国産業の支援と同時に中国国内の通信と言論の自由をコントロールすることもできるのです」

 

2012年、アメリカ連邦議会の調査報告では、ZTEと華為(ファーウェイ)の製品には国家安全を脅かす潜在的なリスクが存在すると指摘されています。最近にも、華為(ファーウェイ)がアメリカでデータを窃取したとの情報が伝えだされています。中国当局が外国政府に中国製のスマートフォンを寄贈したのは、その安全性を試してもらう為なのでしょうか。

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/09/22/a1140305.html (中国語)         

(翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/李)

トップページへ